河野デジタル大臣様
2023/06/01
拝啓 河野デジタル大臣様
このお手紙を書くために検索いたしましたところ、いつの間にかデジタル担当大臣から、デジタル大臣に変わっておられました。昨今の強引ともいえるデジタル推進は、ご自身がデジタル化された為と解り、おおいに合点がいきました。
さて、マイナ保険証サイトに以下のような記載があります。
質問と、要望がありますので、ご対応よろしくお願いいたします。
<どんないいことがあるの?>
*より良い医療を受けることができます!
医療機関を受診した際に、お薬の情報や特定健診の結果の提供に同意すると、医師等から
ご自身の情報に基づいた総合的な診断や重複する投薬を回避した適切な処方を受けるこ
とができます。
→かかりつけ医としては当然の業務だと思います。我々医療者は常に適切な医療を
目指しています。また、同意しなければ良い医療が受けられないかのような印象を与え
ます。是正してください。
*窓口で限度額以上の支払いが不要になります!
高額な医療費が発生する場合でも、マイナンバーカードを保険証として使うことで、ご自
身で高額な医療費を一時的に自己負担し、役所で限度額適用認定証の書類申請手続きを
する必要がなくなります。
→国の適切な制度改革により、現在このような事例は極まれだと思います。
それよりも医療機関等の窓口で一部負担金を支払わなくても良いようにしてください。
マイナンバー保険証であれば可能なことだと思います。
*マイナポータルで確定申告の医療費控除がカンタンにできます!
マイナポータルから保険医療を受けた記録が参照できるため、領収証を保管・提出する必
要がなく、簡単に医療費控除申請の手続きができます。
→すでに確定申告には領収証を提出しなくても良いようです。
マイナンバー保険証を持参された方が窓口負担を支払わないようにすれば領収書も発
生しません。
*就職・転職・引越後も健康保険証としてずっと使えます!
新しい健康保険証の発行を待たずに、医療機関・薬局で利用できます。
→これは意味がよく理解できません。保険者が速やかに対応してこそ可能なことです。
実際医療機関等でも、この保険証発行手続きのタイムラグの為トラブルが起こって
います。保険者が、速やかな保険証登録を行わなかった場合、医療機関と同様の罰則規
定等はあるのでしょうか?
制度改革があまりにも拙速です。デジタルが苦手な医療従事者を含めた高齢者に十分なご配慮をお願いいたします。
敬具 伊丹市S.H