⑤TPP(環太平洋連携協定)加入に反対する理由
2013/11/13
TPPに参加すると、混合診療の解禁、私的医療保険の拡大や医療機関経営への株式会社参入、などへの流れが急速に進み、その結果として支払い能力によって受けられる医療の制限や不確実、非安全な医療の導入、病院の不採算部門(小児科、救急など)が休診、撤退するなど、日本の誇る皆保険制度は崩壊し、弱肉強食のアメリカ型医療へ向かって行く危険性が非常に高くなります。一旦規制緩和を行うと元には戻せないラチェット条項の存在や、不利益を被った企業が国に損害賠償請求できるISD条項もTPPには含まれており、われわれ兵庫県医師連盟はTPP参加に強く反対します。