医療提供体制改革の危惧
2013/09/01
医療需要のピークが予測されている2025年に向けて医療提供体制の改革に関する議論がされている。特に医療機能分化が焦点となり、より細分化した提供体制を構築し、各医療機関の連携を強化して医療の効率化を図ろうとしている。だが地域により高齢化率、医療機関数、自治体の財政基盤等の格差がある中で、全国一律の医療提供体制のスキーム作りはリスクを伴うのではないだろうか。地域の実情に合わせた柔軟な対応を望むところである。行き過ぎた医療機能分化がその地域の医療提供体制を崩すことがあってはならない。
加西市 O氏