宗教団体と政党の関係
2022/09/06
本年7月8日に安倍元首相が暗殺されたことはみなさんご存じと思います。犯人は旧統一教会に恨みがあり、その関連で犯行に及んだとのことでした。この事件をきっかけに、国会議員と旧統一教会との関連が次々と表面化しました。会合に出席したり、選挙運動の応援を手伝ったり、集票に協力したり・・・。「普通の」団体であれば協力関係も許されますが、霊感商法などの「悪事」を働いていた団体との関係は許されるものではありません。
自民党は各議員に調査の書類を送りましたが、どこまで正しく回答されるかわかりませんし、回答があっても「秘書が事務的に対応した」などの言い逃れ的なものだったりします。
公明党と創価学会ような明らかな関係とは違い、旧統一教会の関連団体とはわからないような団体との関係は気づきにくいかもしれませんが、やはりどういうバックグラウンドがあるかをあらかじめ確認していただきたいと思います。
新聞社の調査によると、国会議員と都道府県議員約3000人の調査で440議員が旧統一教会との接点を認めており、大半は自民党だが立憲、維新などの議員にも関係を認めた者がいるそうです(9月4日付け朝日朝刊による)。暴力団同様、細心の注意を払って「反社」の組織とは一線を画してほしいと思います。
神戸市 mnon