ポピュリズム選挙

2018/01/05

 昨年の総選挙だけではない。毎度のことであるが、国政選挙の度に繰り返される集票のために消費税を政争の具にし続ける「政治の無責任さ」には閉口している。本来であれば消費税増税による税収増の多くは社会保障財源の不足へと充てるはずだった。しかし、耳障りの良い政策として社会保障から教育へと使途変更、まさにポピュリズム選挙であり、「国難突破解散」ではなく「国難突入解散」だった。もっと言わせていただければ「シルバー民主主義」から「ひよこクラブ民主主義」への変節なのだが。現状では今年度の診療報酬・介護報酬同時改訂への悪しき影響は避けることが出来ない。日本医師会と財務省との鍔迫り合い、助太刀することも出来ないので経過を見守るのみだ。

西宮市、Y.K.