一寸先は闇
2025/02/01
アメリカではドナルド・トランプ氏が第47代大統領に就任しました。前の選挙に敗れた時の状況からは、この地位に戻ってくることをどれだけの人が予想したでしょうか。就任早々、WHOからの脱退、地球温暖化対策の国際的な枠組みである「パリ協定」からの離脱などの大統領令に署名し2021年1月の連邦議会への乱入事件で訴追された支持者への恩赦を表明しています。そしてX社(旧ツイッター)のイーロン・マスク氏を重用し、SNSをめぐる情報統制にも抜かりありません。バイデン政権からはまさに天地がひっくり返るような政策転換と前政権に近い勢力の粛清がしばらくは続きそうです。
日本に目を向けると、リーダーシップとカリスマ性の点では、残念ながら我が国の総理大臣はトランプ氏とは正反対です。自公政権の支持率が更に下がれば「悪夢のような○×党政権」の再来が現実味を帯びてきます。一寸先は闇の状況だからこそ、私たち医師連盟も地道な活動が求められます。
(芦屋市 H.H.)