新しい健診制度について思う事

2008/08/16

今までの健診制度に代わって、この4月から新たな健診制度(特定健診・特定保健指導)が始まりました。40歳から74歳までにターゲットを絞って、いわゆるメタボリック症候群の対象者、およびその予備群を選び出して保健指導を行うというものです。

しかし、生活習慣が体に及ぼす悪影響を考えるのであれば、40歳からでは、いささか遅きに失するのではないでしょうか?30歳、いや25歳以上からを対象者とするべきだと思います。

また、75歳以上の方々を、“保健指導のやり甲斐が無い”という理由で初めから除外するのは如何なものかという気も致します。各個人の嗜好を厳しく抑制する事によって、国から“健康である事”を義務付けられるのも窮屈な感じがしますし、中でも「積極的支援」の対象者になった場合、実に半年間も保健指導を受けなければならず、全く閉口しております。

第一、保健指導では“E-MAIL”による保健指導も可能だそうですが、折角、先生から指導内容を“E-MAIL”で送って頂いても、「迷惑メール」と間違ってゴミ箱に捨ててしまわないか、今から心配です。

(神戸市 M氏)
[ 2008/08/16 ]