変革の年(正義と公正の衝突)

2009/03/27

オバマが“チェンジ”を旗印に、黒人初の新大統領になった。今までのパックス.アメリカーナが崩壊し、新しい秩序ある安定した新世界が実現するのであろうか?先日亡くなったサミエル.ハンチントンが“文明の衝突”で予告したように、イスラムの正義と米国の正義.利権が衝突し、パワーオブバランスが崩壊した混沌とした世界になった。このことも昨年来の世界同時経済破綻につながったのであろう。(正義の戦いの結果)

アルカイダの正義.ブッシュの正義.小泉の正義にマスコミも国民も一喜一憂し、とどのつまりが力なき国民に降りかかる。正義と公正の関係は、社会保障について考えるとよくあてはまる。

社会保障の給付と負担の果てしない論争が起こっているが、負担(公正)を考えない給付(正義)はあり得ない。このことをきっちり有権者に示さない政治家は、排除しよう!

持続可能な財源(少ないことに越したことはないが、納得のいく増税は可)と少子高齢社会に応じた給付体系を構築できるポリティシアンでないステイツマンが望まれる。

正義と社会公正を持った政治家に育て(投票し)、来るべき新政権が、公正なる社会保障を実行できるように、地区の連盟は、医師のためでなく、日本国家の究極の社会安全保障のために動くのだということを知らしめ自ら動かなくてはなりません。医師会の動員は大したことがないといった某国会議員に、また同じように暴言を吐かさないように!

[2009.03.27]
姫路市 I氏