①国民皆保険制度を維持します

2013/11/13

 わが国では1958年に国民健康保険法が制定され、1961年から国民皆健康制度が始まりました。すべての国民が病気の時や事故にあった時の高額な医療費の負担を軽減し、国民に医療を受ける機会を平等に保障する事を目的としています。従って原則的にすべての国民が公的医療保険に加入しなければいけない『皆保険制度』なのです。この制度の大きな特徴は国民が「誰でも」「どこでも」「いつでも」「同じ質の」保険医療を受けられる事です。この制度は日本が世界に誇れる成功した医療制度の一つです。小泉元首相が提唱し実践した様な機械的な医療費削減などは現場の医療を担う我々には同意しかねるものです。しかし、財源論を抜きにはこの問題は解決できません。国民負担と提供医療費のバランスについてマスコミもその場を提供するような、国民的な議論がなされるべきであると考えます。